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「もう一人」の自分 <円町校ブログ> 2017年 11月 4日 土曜日

京都の学習塾TOPS京都円町校です。

こんにちは、国語科の内海です。

 

相変わらず模試が続いており、受験生の皆さんは大変な時期かと思います。

模試の結果は、一喜一憂して終わるのではなく、

「自分は何が出来ていて、何が出来なかったか」

の分析の材料にしてください!!

 

今述べたような、「自分を(客観的に)分析する」力は

受験勉強のみならず、今後の人生でとても大切なことだと思います。

 

例えば、皆さんに一つ質問です。

若者と高齢者、どちらの記憶力が優れていると思いますか?

当然ながら、これは若者に軍配が上がってしまうでしょう。

記憶力、そして記憶の仕事を行っている脳の部位(海馬)が

年齢と共に衰えてしまうということは、科学的に証明されています。

 

ところが!

この記憶に関して、高齢者が若者に勝つことがあるんです!!

何だと思いますか??

 

それは、「日常場面で思い出せる予定の数」です。

単純な記憶で負けているはずの高齢者が、なぜ日常場面では勝ってしまうのか…?

これについての強力な説明の一つとして、

「高齢者は、『自分は、記憶が苦手であること』をよくわかっているから」

というものがあります。

つまり、高齢者は自分がよく予定を忘れてしまうことを“知って”いるため、

メモ帳などを使って何とか思い出せる工夫をする傾向があります。

一方若者は、「俺が忘れるわけねーべ!」と高をくくってしまい、

結果忘れてしまうことが多いようです。

なんか、ウサギとカメみたいな話ですね。

 meta-cognition

この「自分について知る」能力は、「メタ認知 (meta-cognition)」と言われています。

まさに、自分を客観的に分析する「もう一人の自分」と言えます。

そして高齢者は若者と比べて、メタ認知が高かったわけですね!

このメタ認知が高ければ高いほど、より適応的な行動を選ぶことができるはずです。

一度国語で良くない成績を取ってしまっても、

「まぁ、何回か良い点取ったことあるし、いけるやろ!」

とか思ってしまう人。

まさに、メタ認知が低い人と言えます。

高いメタ認知をもって、

「国語が苦手である」自分を客観的に分析し、

「この苦手教科を補うためには、どうしたらいいだろう。」

と考える癖をつけて下さい!!

 

ちなみに!

メタ認知の「メタ(meta-)」には、「高次の~」といった意味があります。

科学的な話をテーマとしている英文で時々見かけるので、

心の片隅にでも留めておいてください。



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